どうも、ビール大好きサラリーマンのふぱ (@fupa76670130) です。
この記事では
- ピルスナーってよく聞くけどそもそも何?
- おすすめのピルスナーは?
こんな疑問をお持ちの方に向けて
「ピルスナー」について
- ピルスナーとは何か
- ピルスナーの歴史
- おすすめのピルスナー
についてご紹介します
時間の無い方向けに、この記事を要約↓↓
- ピルスナーとはビールの「スタイル」の一種
- ビールの発酵方法が3つあり、スタイルはそこから派生したもの
- 国や地域ごとに様々なスタイルが存在
- 1842年にチェコのピルゼンで誕生
- 日本で主流のビールスタイル
- おすすめのピルスナービールは「ウルケル」
簡単にまとめると上記の様な内容となっています
良ければ最後まで見ていってください。
【記事を書いた人】
30代ビール大好きサラリーマン。「日本ビール検定3級」保有、2級合格に向けて勉強中。子育てに追われる日々の中でビールを飲む時間が至福のひと時。
早速、解説していきます。
ピルスナーとは何?

「ピルスナー」とはビールのスタイル(種類)のことです。
スタイル(種類)は無数に存在しますが
製造過程の「発酵方法」によって大きく3つに分類されます。
- 上面発酵(エール)
- 下面発酵(ラガー)
- 自然発酵
上面発酵は「エール」、下面発酵は「ラガー」と呼ばれています。
ラガービール、ピルスナービールという言葉があるので、混乱しやすいですが
ラガービールとは下面発酵で作られたビール「全体」を指し
ピルスナービールとはチェコの製法に沿って作られた下面発酵のビールを指します。
「ラガー」→ 下面発酵のビール
「ピルスナー」→チェコの製法に沿った下面発酵のビール
「ラガー」は全体のこと、「ピルスナー」はチェコのスタイルと覚えよう
ちなみに「ラガー」はドイツ語の「貯蔵」を意味する言葉なんだよ
発酵方法の特徴
上面発酵(エール)や、下面発酵(ラガー)の特徴としては
- 上面発酵(エール)・・・香りや味の余韻などを楽しむビール
- 下面発酵(ラガー)・・・爽快な飲み心地を楽しむビール
このような特徴があります
ラガーは日本人好みと言われますよね
代表的なスタイル
国や地域ごとに醸造方法、環境、原料などが異なります。
そのため、同じ発酵方法でも、違ったビールになるのでスタイルは無数に存在します。
ここでは国ごとに代表的なスタイルを紹介します。
ドイツ → ケルシュ、アルト、ヴァイツェン
イギリス → ペールエール、ポーター
アイルランド → スタウト
ベルギー → ベルギーホワイトビール、トラピストビール
ドイツ → ミュンヘナーヘレス、シュヴァルツ、ボック
チェコ → ピルスナー
オーストリア → ウィンナービール
アメリカ → アメリカンラガー
聞いたことがあるスタイル名もあったのではないでしょうか?
「ピルスナー」は多様なビールスタイルの中の一つで、チェコの製法に沿って作られた下面発酵ビールのことです。
ピルスナーの歴史

ピルスナーがどんなビールかわかったところで、
次はピルスナーの歴史について解説していきます。
ポイントを簡単にまとめてみました
- 1830年代のチェコのビールは上面発酵が主流
- 品質が安定せず、下面発酵ビールを作ることにした
- ミュンヘンの醸造技師、ヨーゼフ・グロルの指導
- ピルスナーが誕生したのは1842年
- 水質の違いから偶然誕生
- 世界中で人気となる
詳しく解説していきます。
当時のチェコのビール
1830年代までのチェコのビールは、上面発酵が主流でした。
しかし当時の製法は、雑菌混入や変質などが起こり、品質が安定しませんでした。
そこで、チェコのピルゼン市では、市民醸造所を立上げ
新たに下面発酵ビールを作ることにしました。
ミュンヘンの醸造技師「ヨーゼフ・グロル」
チェコでは新しく下面発酵ビールを作る為に
ドイツ、ミュンヘンから醸造技師「ヨーゼフ・グロル」を招き、指導を受けました。
彼の指導により1842年に誕生したのが、現在のピルスナービールです。
水質の違いから偶然誕生
ビールは醸造に使用する「水」の質によっても違いが出ます。
ドイツ、ミュンヘンの水は「硬水」なので、濃色のビールです。
当時、ヨーゼフ・グロルの指導により完成したビールは、ミュンヘンのものとは違う色でした。
チェコのピルゼンの水は「軟水」だったため「淡色のビール」が完成しました。
水質の違いもあり偶然誕生したのが、黄金色のピルスナービールです。
世界中で人気に
今までになかった「黄金色のビールと爽快な飲み心地」のビールは大評判となりました。
当時流行していた透明なグラス「ボヘミア・ガラス」が
ビールの黄金色を引き立てる効果もあり
あっという間に人気が広まりました。
おすすめのピルスナー

ピルスナーの歴史を知ったところで、おすすめのピルスナービールをご紹介します。
- ピルスナーウルケル
ピルスナーウルケル
ビールの王様とも言われているビールで、1842年にチェコで誕生したピルスナービールです。
香り、甘み、飲み心地、苦味など、全てにおいてバランスが取れた王道のビール
当時の情景を想像しながら飲むのが面白そう
専用のグラスもあり、このグラスに入れることでより引き立ちます。
このビールは実際に飲んでレビューしています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

まとめ
この記事をまとめるとこんな感じになります。
- ピルスナーとはビールの「スタイル」の一種
- ビールの発酵方法が3つあり、スタイルはそこから派生したもの
- 国や地域ごとに様々なスタイルが存在
- 1842年にチェコのピルゼンで誕生
- 日本で主流のビールスタイル
- おすすめのピルスナービールは「ウルケル」
ビールのピルスナーについてまとめてみました。
ビールがおいしい季節には、爽やかな飲み心地のピルスナーがおすすめです。
今日もおいしい一杯を!